2012年11月27日火曜日

manjaro その6 感想

簡単にインストールできるOSをさがしてArchlinuxとGebtoo系列
のOSを見てきたが、Gentooはさすがに敷居が高く自分には
持て余し気味だった。

Calculate linuxについては機会があれば書き直したいと思っている。
Manjaroについてはもう少し実験的なものだと考えていたが、
思っていたよりはるかに使えるようだ。
意外にはまってLiveDVDからいじくりまわした。
今回はgnome-cinnamonのDesktopを使ったが、
Xfceがdefaultのデスクトップだそうだ 。

GentooにせよArchにせよ、基本的に端末操作というのは初心者に
二の足を踏ませるには十分すぎるし、
ましてや今時グラッフィックのインストーラー
もないというのではコアなユーザー以外はついてこれないだろう。

Manjaroが独自に開発したというpacman-guiは
他のアーチ系のOSでも使われているかどうか知らないが、
かなり便利で、レポジトリーのサーバーが日本国内に無いようだが、
synaptic managerと比較しても同じくらいか
それ以上に処理速度も早いように思われる。

インストールに関してはYoutube等で詳しく説明が
されているようなので詳しく書かないが、
ほとんどYesかNoかだけでインストールできると思う。
頭をなやますのはせいぜいパーティションをきるとき
どの形式を選ぶかくらいだろう。

レビューを読んだり、フォーラムの記事を見た範囲
ではインストール中に問題があったという記事は見なかった。
むしろメモリーの使用量が少なくサクサク動くという
記事が出ていたくらいだった。

追記)Plymouthとの相性が悪く廃止されたので、現在
起動画面はいわゆるboot splashのシンプルな画面になっている
(追記終了)

ひさしぶりにcinnamonのデスクトップに触れたら随分
改良がされていて、Cinnamon gadgetが増えていたようだ。
デスクトップの日本語も以前より良くなっている。

compizについてはどうやら組み込む気はないようだが、
cairo-dockとの相性は悪くない。
またdesktopのせいかOSのせいかはわからないが
Google-chromeとの相性がすごくよく、
普通クロムは文字化けがよくおこるのに
自分が使った期間中、全く見かけなかった。

日本語入力に関しては少し他の
ディストリに比べて半歩くらい遅れているようだ。
アーチのWikiも見てみたところ
やはりqtconfigとibus-qtを使って
入力するようにというふうに書かれていた。
これはGentooでも同様で
im-configやgtkを使った入力はないようだ。
というよりibus-gtkというdebian系列ならあるはずの
gtkのパッケージがそもそも見当たらなかった。

アップデートをかけた時にfontconfigのパッケージが衝突する
という問題があったが、ArchとManjaroの両方を使ったことの
あるユーザーの情報によればarchlinuxの場合
も結構アップデート、アップグレード時に一気にパッケージが入ることが
多いらしく、まだmanjaroの場合、直接AURからパッケージを落としていない
ぶんアップデート時のパッケージ数が知れていて、
まだ問題の発生はマシだとのことである。
(manjaroの場合前にも書いたがパッケージを複製して
Testを行った上で配布しているので公式パッケージを使っているぶんには
問題は少ない。)

少し昔のDebianでも依存関係でパッケージがおかしくなることが
あったがArchでも意外にアップグレードで問題が発生することは
少なくないらしい。

そういえば前に同じArch系列のbridgelinuxを扱った際に
アップデートをして見事に不安定になり最終的には
デスクトップが吹き飛ぶことがあった。

最後に、manjaroはサイトがしっかりしていてWikiやmanualが詳しい
ところがありがたい。フォーラムも比較的英語でのやりとりが
さかんで情報も豊富だった。

日本語関係のフォントや入力はヨーロッパ中心のディストリ
なのでどうしても弱いが、レビューをみても非常に評判
がいいので今後伸びてくるディストリの一つだと期待している。




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