2012年11月25日日曜日

manjaro linux その4 その他のトラブル

1. アップデートのトラブル

フォーラムでupdate (pacman -Syu)
あるいはupdateマネージャーからアップデートしようとすると
fontconfigの2つのパッケージが衝突してアップデートができない
という問題が発生していた 。

解決方法をいろいろ探したところ、
まず パッケージを一つだけ入れてみろということなので
pacman -S fontconfigを行ったが、うまく行かない
たまたま違う問題がarchlinuxで発生していて
それを解決するのに--forceをつけてやるといい
というのがあった。
早速
pacman -Syf fontconfig
を試したところうまく行ったようだ。
あとはもう一度アップデートを試したところ無事にはいってくれた。

(加筆)manjaroのフォーラムに全く同様の問題が上がっていて解決済みだった 。
http://forum.manjaro.org/index.php?topic=647.0
(加筆終了)

arch linuxはアップグレード時に 問題が発生することがよくあるらしい。
これはarchのレポジトリ−がユ−ザーのつくったコミュニティー
によって様々な国で、ばらばらに管理されているためどうしても
齟齬が生じやすくなるらしい。

そういったことをできるだけ防ぐためmanjaroの場合
基本的にarchのレポジトリ−はそのまま使わず、十分なテスト
をおこなった上で複製のレポジトリ−を使っているそうである。
(実際にテストレポジトリ−があって、実験に参加してくれる人を募集している。)

2.YouTubeでの広告の文字化け(フラッシュの文字化け)


これは以前にもかいたことが
あるがその時は4つの日本語フォント
(東風ゴシック、東風明朝、さざなみゴシック、さざなみ明朝)
を入れればなおると書いたことがある。
ところが今回はそれだけではうまく行かなかった。
理由は日本語フォントの設定ファイルがないことだった。

このファイルは69-language-selector-ja-jp.confと呼ばれるもので
自分の場合はLinuxmintから借用し、 gksu nautilusで
/etc/fonts/conf.availに配置したあと
#ln -s  /etc/fonts/conf.avail/69-language-selector-ja-jp.conf  /etc/fonts/conf.d/
で/etc/fonts/conf.dにリンクを作ってこれで文字化けを解消した。


3.インストールの仕方

これはyoutubeを見たほうが早いので下記のサイト
を紹介しておく。
英語のサイトだがだいたいの手順はわかるだろう
参考)Manjaro Linux 0.8.0 Install Tutorial and Overview

4.cinnamon desktopでの自動起動

久しぶりにcinnamonを使ったら自動起動の仕方がわからなかった。
例としてgmail-notifyを使いたい場合 

$gnome-session-properties

 


左のウインドーがでる。
追加クリック。















名前:gmail-notify
コマンド:gmail-notify
説明:空欄のままでよい
最後に追加を押してやる。





5cinnamon appletからgmail-notierを使う場合


menu>cinnamonsettings >アプレット>あたらしいアプレットの取得
で GmailNotifierを落とす。

ダウンロードしたものを解凍すると
 gmailnotifier@denisigoというフォルダーが現れるのでそれを
~/ .local /share/cinnamon/appletsに移動。

もう一度
menu>cinnamonsettings >アプレットを開くと
新たにgmailnotifierの項目が追加されているので
左側のボックスにチェック を入れてやる。
ここまでで一応パネルにレターアイコンが表示されるが
これだけだとエラーを繰り返すので設定をしてやる。

GmailNotifierの設定
先ほどいじった
~/ .local /share/cinnamon/applets/gmailnotifier@denisigo
の中にあるsettings.jsを開き
username=
password=
のところにGmailでのusername
とパスワードをいれてセーブ。

一度ログアウトするとgmailが使えるようになる。

(追記2013年1/2)Ibus iconの不調
Cinnamonデスクトップで確認されているが起動時
にIbusのアイコンの周りに
鍵カッコのようなもの(Lの反転したようなもの)
が現れるバグ。
これについては、linuxmintのCinnamonnでも発生している模様で
現在修正待ち 。
とりあえずシステムアイコンを表示しない設定にするか
ibus以外の入力メソッドを使うくらいしか手がない。 (追記終了)


加筆)2013 2/10
0.8.3がいつの間にかでていたので
それにまつわる変更をいくつか紹介しておく。

6.Fcitx-mozc


0.8.3よりの変化として日本語入力にFcitx-mozc
というものが、使われている。
本来unixで使われていたものらしく
BSD系列でも使われているようだ。

Ibusの場合とちがってyaourtをつかわずに
defaultのpacmanで簡単にインストールできる
ので時間的にも手軽にインストールできる。
.xprofileの設定以外とくに設定も必要なく
rebootして再ログインすると勝手に起動してくれた。
今後Ibusからこちらに移行していくかどうかわからないが
こういう日本語入力があったのを全くしらなかった。

7.mirror listの問題

これは少し深刻な問題だが
どういうわけか/etc/pacman.d/mirrorlist
に設定されている初期設定のミラーからアップデートが出来なくなっていた。 
$sudo nano /etc/pacman.d/mirrorlist
でリストを開くと、11行目のドイツのServerに#をつけてやり
27行目の United Statesのサーバーの#をはずす。
## Manjaro Linux repository mirrorlist
## Generated on 2012-11-08
##

## Brasil
# Server = http://manjaro.fis.unb.br/$repo/$arch

## France
# Server = http://manjarolinux.polymorf.fr/$repo/$arch

## Germany
 
# Server = http://mirrors.mycraft.eu/manjaro/$repo/$arch ←コメントアウト
# Server = http://ftp.halifax.rwth-aachen.de/manjaro/$repo/$arch
# Server = http://mirror.vinzv.de/manjaro/repo/$repo/$arch


## Greece
# Server = http://ftp.cc.uoc.gr/mirrors/linux/manjaro/$repo/$arch


## United Kingdom
# Server = http://repo.manjaro.org.uk/$repo/$arch


## United States
Server = http://mirror.dacentec.com/manjaro/$repo/$arch ←#を消してやる

このようにしてやるとドイツのサーバーからより最寄りの
アメリカのサーバーが使われるようになる。

あとYapan(yet another pacman manager notify)
これも0.8.3以降取り入れられたシステムで
要はパックマン用のアップデート マネージャーだ。
ただあまり役に立つように思えないし、一応
アンインストールもできる。
(加筆終了 その5に続く)