2012年11月27日火曜日

manjaro その6 感想

簡単にインストールできるOSをさがしてArchlinuxとGebtoo系列
のOSを見てきたが、Gentooはさすがに敷居が高く自分には
持て余し気味だった。

Calculate linuxについては機会があれば書き直したいと思っている。
Manjaroについてはもう少し実験的なものだと考えていたが、
思っていたよりはるかに使えるようだ。
意外にはまってLiveDVDからいじくりまわした。
今回はgnome-cinnamonのDesktopを使ったが、
Xfceがdefaultのデスクトップだそうだ 。

GentooにせよArchにせよ、基本的に端末操作というのは初心者に
二の足を踏ませるには十分すぎるし、
ましてや今時グラッフィックのインストーラー
もないというのではコアなユーザー以外はついてこれないだろう。

Manjaroが独自に開発したというpacman-guiは
他のアーチ系のOSでも使われているかどうか知らないが、
かなり便利で、レポジトリーのサーバーが日本国内に無いようだが、
synaptic managerと比較しても同じくらいか
それ以上に処理速度も早いように思われる。

インストールに関してはYoutube等で詳しく説明が
されているようなので詳しく書かないが、
ほとんどYesかNoかだけでインストールできると思う。
頭をなやますのはせいぜいパーティションをきるとき
どの形式を選ぶかくらいだろう。

レビューを読んだり、フォーラムの記事を見た範囲
ではインストール中に問題があったという記事は見なかった。
むしろメモリーの使用量が少なくサクサク動くという
記事が出ていたくらいだった。

追記)Plymouthとの相性が悪く廃止されたので、現在
起動画面はいわゆるboot splashのシンプルな画面になっている
(追記終了)

ひさしぶりにcinnamonのデスクトップに触れたら随分
改良がされていて、Cinnamon gadgetが増えていたようだ。
デスクトップの日本語も以前より良くなっている。

compizについてはどうやら組み込む気はないようだが、
cairo-dockとの相性は悪くない。
またdesktopのせいかOSのせいかはわからないが
Google-chromeとの相性がすごくよく、
普通クロムは文字化けがよくおこるのに
自分が使った期間中、全く見かけなかった。

日本語入力に関しては少し他の
ディストリに比べて半歩くらい遅れているようだ。
アーチのWikiも見てみたところ
やはりqtconfigとibus-qtを使って
入力するようにというふうに書かれていた。
これはGentooでも同様で
im-configやgtkを使った入力はないようだ。
というよりibus-gtkというdebian系列ならあるはずの
gtkのパッケージがそもそも見当たらなかった。

アップデートをかけた時にfontconfigのパッケージが衝突する
という問題があったが、ArchとManjaroの両方を使ったことの
あるユーザーの情報によればarchlinuxの場合
も結構アップデート、アップグレード時に一気にパッケージが入ることが
多いらしく、まだmanjaroの場合、直接AURからパッケージを落としていない
ぶんアップデート時のパッケージ数が知れていて、
まだ問題の発生はマシだとのことである。
(manjaroの場合前にも書いたがパッケージを複製して
Testを行った上で配布しているので公式パッケージを使っているぶんには
問題は少ない。)

少し昔のDebianでも依存関係でパッケージがおかしくなることが
あったがArchでも意外にアップグレードで問題が発生することは
少なくないらしい。

そういえば前に同じArch系列のbridgelinuxを扱った際に
アップデートをして見事に不安定になり最終的には
デスクトップが吹き飛ぶことがあった。

最後に、manjaroはサイトがしっかりしていてWikiやmanualが詳しい
ところがありがたい。フォーラムも比較的英語でのやりとりが
さかんで情報も豊富だった。

日本語関係のフォントや入力はヨーロッパ中心のディストリ
なのでどうしても弱いが、レビューをみても非常に評判
がいいので今後伸びてくるディストリの一つだと期待している。




2012年11月25日日曜日

manjaro linux その4 その他のトラブル

1. アップデートのトラブル

フォーラムでupdate (pacman -Syu)
あるいはupdateマネージャーからアップデートしようとすると
fontconfigの2つのパッケージが衝突してアップデートができない
という問題が発生していた 。

解決方法をいろいろ探したところ、
まず パッケージを一つだけ入れてみろということなので
pacman -S fontconfigを行ったが、うまく行かない
たまたま違う問題がarchlinuxで発生していて
それを解決するのに--forceをつけてやるといい
というのがあった。
早速
pacman -Syf fontconfig
を試したところうまく行ったようだ。
あとはもう一度アップデートを試したところ無事にはいってくれた。

(加筆)manjaroのフォーラムに全く同様の問題が上がっていて解決済みだった 。
http://forum.manjaro.org/index.php?topic=647.0
(加筆終了)

arch linuxはアップグレード時に 問題が発生することがよくあるらしい。
これはarchのレポジトリ−がユ−ザーのつくったコミュニティー
によって様々な国で、ばらばらに管理されているためどうしても
齟齬が生じやすくなるらしい。

そういったことをできるだけ防ぐためmanjaroの場合
基本的にarchのレポジトリ−はそのまま使わず、十分なテスト
をおこなった上で複製のレポジトリ−を使っているそうである。
(実際にテストレポジトリ−があって、実験に参加してくれる人を募集している。)

2.YouTubeでの広告の文字化け(フラッシュの文字化け)


これは以前にもかいたことが
あるがその時は4つの日本語フォント
(東風ゴシック、東風明朝、さざなみゴシック、さざなみ明朝)
を入れればなおると書いたことがある。
ところが今回はそれだけではうまく行かなかった。
理由は日本語フォントの設定ファイルがないことだった。

このファイルは69-language-selector-ja-jp.confと呼ばれるもので
自分の場合はLinuxmintから借用し、 gksu nautilusで
/etc/fonts/conf.availに配置したあと
#ln -s  /etc/fonts/conf.avail/69-language-selector-ja-jp.conf  /etc/fonts/conf.d/
で/etc/fonts/conf.dにリンクを作ってこれで文字化けを解消した。


3.インストールの仕方

これはyoutubeを見たほうが早いので下記のサイト
を紹介しておく。
英語のサイトだがだいたいの手順はわかるだろう
参考)Manjaro Linux 0.8.0 Install Tutorial and Overview

4.cinnamon desktopでの自動起動

久しぶりにcinnamonを使ったら自動起動の仕方がわからなかった。
例としてgmail-notifyを使いたい場合 

$gnome-session-properties

 


左のウインドーがでる。
追加クリック。















名前:gmail-notify
コマンド:gmail-notify
説明:空欄のままでよい
最後に追加を押してやる。





5cinnamon appletからgmail-notierを使う場合


menu>cinnamonsettings >アプレット>あたらしいアプレットの取得
で GmailNotifierを落とす。

ダウンロードしたものを解凍すると
 gmailnotifier@denisigoというフォルダーが現れるのでそれを
~/ .local /share/cinnamon/appletsに移動。

もう一度
menu>cinnamonsettings >アプレットを開くと
新たにgmailnotifierの項目が追加されているので
左側のボックスにチェック を入れてやる。
ここまでで一応パネルにレターアイコンが表示されるが
これだけだとエラーを繰り返すので設定をしてやる。

GmailNotifierの設定
先ほどいじった
~/ .local /share/cinnamon/applets/gmailnotifier@denisigo
の中にあるsettings.jsを開き
username=
password=
のところにGmailでのusername
とパスワードをいれてセーブ。

一度ログアウトするとgmailが使えるようになる。

(追記2013年1/2)Ibus iconの不調
Cinnamonデスクトップで確認されているが起動時
にIbusのアイコンの周りに
鍵カッコのようなもの(Lの反転したようなもの)
が現れるバグ。
これについては、linuxmintのCinnamonnでも発生している模様で
現在修正待ち 。
とりあえずシステムアイコンを表示しない設定にするか
ibus以外の入力メソッドを使うくらいしか手がない。 (追記終了)


加筆)2013 2/10
0.8.3がいつの間にかでていたので
それにまつわる変更をいくつか紹介しておく。

6.Fcitx-mozc


0.8.3よりの変化として日本語入力にFcitx-mozc
というものが、使われている。
本来unixで使われていたものらしく
BSD系列でも使われているようだ。

Ibusの場合とちがってyaourtをつかわずに
defaultのpacmanで簡単にインストールできる
ので時間的にも手軽にインストールできる。
.xprofileの設定以外とくに設定も必要なく
rebootして再ログインすると勝手に起動してくれた。
今後Ibusからこちらに移行していくかどうかわからないが
こういう日本語入力があったのを全くしらなかった。

7.mirror listの問題

これは少し深刻な問題だが
どういうわけか/etc/pacman.d/mirrorlist
に設定されている初期設定のミラーからアップデートが出来なくなっていた。 
$sudo nano /etc/pacman.d/mirrorlist
でリストを開くと、11行目のドイツのServerに#をつけてやり
27行目の United Statesのサーバーの#をはずす。
## Manjaro Linux repository mirrorlist
## Generated on 2012-11-08
##

## Brasil
# Server = http://manjaro.fis.unb.br/$repo/$arch

## France
# Server = http://manjarolinux.polymorf.fr/$repo/$arch

## Germany
 
# Server = http://mirrors.mycraft.eu/manjaro/$repo/$arch ←コメントアウト
# Server = http://ftp.halifax.rwth-aachen.de/manjaro/$repo/$arch
# Server = http://mirror.vinzv.de/manjaro/repo/$repo/$arch


## Greece
# Server = http://ftp.cc.uoc.gr/mirrors/linux/manjaro/$repo/$arch


## United Kingdom
# Server = http://repo.manjaro.org.uk/$repo/$arch


## United States
Server = http://mirror.dacentec.com/manjaro/$repo/$arch ←#を消してやる

このようにしてやるとドイツのサーバーからより最寄りの
アメリカのサーバーが使われるようになる。

あとYapan(yet another pacman manager notify)
これも0.8.3以降取り入れられたシステムで
要はパックマン用のアップデート マネージャーだ。
ただあまり役に立つように思えないし、一応
アンインストールもできる。
(加筆終了 その5に続く)






manjaro その5 コマンド

レポジトリ−との同期 

pacman-guiがあるのであまり使うことはないかもしれないが
一応コマンドラインについて書いておく。
manjaroの公式の解説を参考にしているので、archのコマンドと
若干説明が異なるかもしれない。

まず一番最初に使うコマンドが 
レポジトリ−と同期する次のコマンド 
$sudo pacman -Syy
アップデートを同時に行うには
$sudo pacman -Syyu
システムのアップデートだけなら  
$sudo pacman -Syu
 
ここで用語を少し注意しておくと
レポジトリーに対するアップデート(sudo pacman -Syy)
とシステムに対するアップデート(sudo pacman -Syu)
の2つのアップデートが紛らわしい。
 
前者はDebianでいうところのapt-get updateにあたり 
インストールはされない。
後者のほうが通常のアップグレードもしくは
dist-upgradeにあたり、PCへのインストールが行われる。 
 

ソフトをさがすには

$sudo pacman -Ss [software package name]

 
例えばleafpadを探すには 
$sudo pacman -Ss leafpad
 

ソフトのインストールをするには

$sudo pacman -S [software package name]
 
具体的にleafpadをインストールするには 
$sudo pacman -S leafpad
 

ソフトの削除は

$sudo pacman -R [software package name]
 
leafpadを削除したければ 
$sudo pacman -R leafpad
 
依存関係にいたるまで消したいという場合は  
$sudo pacman -Rs [software package name]
 
ただし依存関係のなくなったパッケージ 
というのは単に存在しているだけで意味のない
orphanパッケージになってしまうのでこのコマンドを
使うにはそれなりの覚悟が必要。

さらに設定ファイルも何もかも根こそぎ消したい場合 
$sudo pacman -Rns
 というのがある。
 
これ以外にarch linuxのレポジトリ−を使いたい場合は
このLinuxは基本的にarch linuxのレポジトリ−はサポート
対象外なので自分の責任でbase-devel(開発用パッケージ)
やyaourtやpackerのようなパッケージマネージャー
を入れてやらないといけない。まとめて入れてやるなら 
$sudo pacman -S base-devel yaourt packer
ただ個人的にはpackerは
mozcのインストールができなかったのであまり使えなかった。
そもそも2つもパッケージマネージャーは要らないだろう。
 
yaourt、 packerともに上のpacmanに準じたコマンドラインを用いる。
少しちがうのはAUR(arch user repository)のパッケージを探す際に 
$[yaourt or packer] [software package name]
というふうにsudoをつけたり、管理者権限でやる必要がない。
例えばavantというドックソフトをインストールしたいときは  
$yaourt avant
あるいは
$packer avant
だけでよい。(その6に続く)
 
 
 
 

manjaro linux その3


manjaroの特徴の一つにPacman-guiがある。
defaultではGnomeのpackagekitが入っているので

$sudo pacman -S pacman-gui
で別にインストールしてやらないといけない。



簡単に 説明するとSync DBはデータベースの更新。
install packageとinstall local packageの違いは
前者が普通のインストールで
後者はダウンロードしたパッケージを個別にインストールする
debianでいうGdbiやrpmマネージャーのようなものにあたる。

updateシステムはシステムのアップグレードをやってくれるが
限定的な機能しかないようで、
これとは別に アップデートの通知があって、packagekit付属の
本格的なアップデートマネージャーがdefaultで入っている。

Seach Packagesの使い方は
たとえば初期状態ではlibreoffice
は日本語パッケージが入っていないので、これを探すとすると
Seach Packagesをクリックしてlibreと入力すると
アルファベット順に libre関係の一覧が表示される
extra/libre-office-ja 3.6.2−1                                                  Japanese language pack for libreoffice                                       
あとはこれをInstall Packagesでインストールしてやれば日本語化終了。


リポジトリーにあるパッケージを探すには
上の画像の赤い枠の所をクリックすると
pkgbrowserがあらわれる。

pkgbrowser















赤い枠で囲んでいるところは
include AURと書かれていて、ここに
チェックを入れることでarchのレポジトリーにある
パッケージも参照できる。

ただし通常にインストールできるのはあくまで
manjaroの公式レポジトリーにあるpacmanを使った
パッケージのみでそれ以外のAURのパッケージは
あくまで端末からyaourtやpackerを使ってインストール
しないといけない。

いかに優れたLinuxでも、guiのパッケージマネージャー
がないのは厳しい。

伝統的にArchやその派生のOSはGuiのパッケージマネージャー
をもっていなかったが、ついにきたかという感じだ。
少なくとも、 Archのコマンドになれない
自分のような初心者にはこれでも十分助かる。(その4に続く)



2012年11月23日金曜日

manjaro linux 64bit gnome-cinnamon その2

前回ibus-anthyの入力確認まで完了。
いよいよMozcをインストールする
mozcはmanjaroのrepositoryには存在しないので
Archのレポジトリーからダウンロードする。

参考)
http://wiki.manjaro.org/index.php/Arch_User_Repositories
これによると、基本的にarchlinuxはコミュニティーサイトが
レポジトリー(通称AUR、Arch_User_Repositoriesの略)
を管理しているため、どうしてもアップグレードで不安定になることが
避けられない。
そこでmanjaroはデフォルトでは独自のrepository
しか使わせないことにしているらしい。
つまりAURはサポートしていないのだ。
どうしても AURを使いたい場合は自己責任で
以下の作業を行えとのことである。

端末より
$ sudo pacman -S base-devel yaourt packer
上の入力を行うと

:: There are 12 members in group base-devel:
:: Repository platform
   1) autoconf  2) automake  3) binutils  4) bison  5) fakeroot  6) flex
   7) gcc  8) libtool  9) m4  10) make  11) patch  12) pkg-config

Enter a selection (default=all):

と尋かれるが気にせずenterを押しすべてインストール。
これで基本的なソフトとyaourt 並びにpackerが使えるようになり、
yaourtもしくは 、packerを使えば、自動的にAURからのダウンロード
も可能になる。

$sudo yaourt -S mozc

基本的に Edit PKGBUILD?にはnoを
Continue building にはyesを選択した。
死ぬほど時間がかかった。
具体的には次のようなやりとりがあった。

 mozc 1.6.1187.102-2
( Unsupported package: Potentially dangerous ! )
==> Edit PKGBUILD ? [Y/n] ("A" to abort)
==> ------------------------------------
==>
nを選択

==> Continue building mozc ? [Y/n]
==> ------------------------------
==>
yを選択

Proceed with installation? [Y/n]
yを選択


といった作業の繰り返しの末にmozcがインストールされる。
作業終了後
まずibusを再起動
その後anthyの時と同じ要領で
Mozcを追加し優先順位を考えて
anthyより上にあげてやる。

firefoxを起動して入力できればOK。(その3に続く)





manjaro linux 64bit gnome-cinnamon(0.8.2) その1

(追記2013 4/13)0.8.5を最後にcinnamonデスクトップでのリリースを切る模様、
今後Xfce,gnome3, KDEの3つのデスクトップになるようです(追記終了)

(追記2013 2/10) 0.8.3でミラーリストの問題が発生しているようなので
その4に加筆しておきました。(追記終了)

arch系のlinuxでcinnamonが使えるものとしては
cinnarchとこれの2つがとりあえず有名でどちらもヨーロッパ産のlinuxだ。
manjaroのキャッチフレーズは
"アーチリナックスを簡単に"
"単純さを楽しめ”。

すごく洗練されていて使いたいと思っていたが
日本語入力がうまくできなかった。
今回日本語入力ができたので記録しておく。
なおインストールせずにLiveDVD 上より行なっている。

(追記2013 2/15)
fcitx-mozcという日本語入力システムが
Manjaroのデファルトのリポジトリーに追加されていて
yaourtを使わずにすむので
ibus-mozcより簡単にインストールできる。
(追記終了)













ロケールの変更


bridgelinuxの場合とほぼ同じ
なお、Pacmanコマンドの使い方はmanjarolinuxその5に詳しく
書いてあるのでそちらを参照。

端末よりnanoで編集する。 
(nanoはctrlキー+Oでセーブ、ctrlキー+Xで終了。)

$sudo nano /etc/locale.gen

ja_jp.utf8の#をはずす。


$sudo locale-gen
でロケールを生成。



$sudo  nano /etc/locale.conf
LANG="en_US.UTF-8"のところを
LANG="ja_JP.UTF-8"に書き換えてやる。
LC_ALL=Cはそのままにした 。

次に具体的なロケールの変更はすべてCinnamonの場合
メニューよりSystemsettingsで行える。

menu>systemtools>systemsettings>Regeon and language


左のような
ウインドーが出る。
最初、項目にJapanese
は無いので、
左下の+をクリック
して追加し
左の様に緑のバーが
Japaneseのところに
かかったままにしておく。






上のタブを切り替えて layoutを開く。



ここでレイアウトとは
キーボードのことで
上の場合と同様に、
左下の+をクリックして、
Japaneseを追加してやる。










とりあえずログアウトして再ログインするが
再ログイン時のパスワードはmanjaro
username、ルートパスワードも同じ。
再ログイン後デスクトップ日本語表示 に切り替わる。

日本語入力


まずibus-anthyをいれて使えるか試してみた。
$sudo pacman -Syy
でレポジトリー更新
$sudo pacman -S ttf-sazanami
でフォントを最低限の日本語フォントを入れておく
(加筆1)ttf-kochi-subustituteやその他のフォントはAURにあるので
その2でレポジトリ−を追加したあとでインストールする。

また sudo pacman -Sの使用が初めての場合pacmanのアップグレードが優先
される、インストールが中断されるので、
その場合はもう一度同じコマンドを実行してやる。
(加筆終了)

$sudo pacman -S ibus-anthy

$sudo pacman -S ibus-qt

$ ibus-setup

でibus起動後タブのインプットメソッドの選択をクリック
日本語を選んでanthyを忘れず追加。
(結構選択だけして追加のクリックを忘れることが多い。)

注意)ibus-setupがエラーを起こす場合
一番多いのは#ibus-setupを行えば起動する場合は
ホームの隠しファイル.config内のibusファイルがrootになっていないか
確認し、もしrootになっていたら権限を変更するか、 ibusファイルをルート
権限で削除するとibusが起動するようになる。(終了)

しかしこれではまだ日本語入力ができない。
そこで最近tooroxの日本語入力に成功した際の方法を使う。

tooroxで日本語入力に苦心していた際xprofileという
ファイルが存在しないことに気づき、作ってやったらうまくいった。
desktopが異なるがこの方法でうまくできる。

geditを開き

export LANG="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS="@im=ibus"
export XMODIFIER="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
export DefaultIMModule=ibus
ibus-daemon -d -x
を新規ファイルにコピーして.xprofile(ドットを忘れない)
と名付け保存。

ファイルを起動してhomeを開き
上のタブの表示(v)をクリックして「隠しファイルを表示する」
にチェックを入れたうえで、先程のファイルをおいてやる。

端末を開き
$qtconfig

上のタブのインターフェイスをクリックして
一番したのデファルトのインプットメソッド
をXimからIbusに変更してやる。
尚、qtconfigの詳しい図入り説明は
nettrunnnerのところ
を参照。

一度ログアウトして先ほど同様に再ログインすると
日本語入力ができるようになる。(その2に続く)


 

2012年11月14日水曜日

Bridge linux kde

追記)11/17間違いや記憶違いがあったので大幅に修正しました。
インストールはしていません。
結局Live状態では日本語入力無理でした。

BridgeLinux64Kde













Distrowatchをながめていたら
Bridge linuxというLinuxをみつけた。
ほとんど無名の Linuxだが
Arch系のLinuxでKDE、GNOME、Xfce
Lxdeなどのデスクトップで使えるらしい。

各デスクトップとのbridge(架け橋)という
概念は面白いので人気がでるかもしれない。

開発者の書き込みによるとXfceに一番マッチしている
とのことだが最近はKDEをもっぱらやっているので
KDEでやってみた。

Archはそもそもデスクトップを自分で構築すること自体を楽しむLinuxだが、
そもそも日本語化の段階で四苦八苦する非英語圏の人間にとって
デスクトップが最初からあるのは本当に便利だ。

日本語化

最初にパネルに表示されていた
キーボードの設定を英語から日本語に変更。

デフォルトのブラウザはchromiumで
早速起動してみるとフォントが入っていないらしく
文字化けした。

konsoleを開いて
package managerはpackerを使っているという
ことだがarch linuxをいじったことのない人間
にとってこれが最大の問題で
Cuiのパッケージマネージャーは
コマンドを知らないとどうしようもない。

とりあえず
$sudo pacman -Syy
でパッケージをアップデート

$sudo packer -S package(sは大文字)
でインストールが可能とわかったので

$sudo packer -S apper

いきなりApper(kpackagekit)
というグラフィックで扱える
パッケージマネージャーを導入。

apperでttf-sazanamiを検索したところすぐ見つかった。
続いてもkde-l10n-ja
をインストール。

ロケール

端末より

$sudo nano /etc/locale.gen

ja_jp.utf8の#をはずして

$sudo locale-gen

$sudo  nano /etc/locale.conf

LANG="ja_JP.UTF-8"を書きこんでやる。

あとはいつもどおりメニューからSystemsettings
をいじってロケールを変更。
一度ログアウトしてやる。

この時userloginをきかれるがuserloginはlive
passwordは不要。

もう一度ログインするとデスクトップが日本語になる。



日本語入力

日本語入力は最初apperでibus-mozcを探したがみつからず
やむなくibus-anthyを入れることになった。
XfceのデスクトップだとIbus-mozcがインストールできた
とのことだが残念ながらこちらの技量不足もあって
ibus-anthyまでしか入れることはできなかった。

(追記1)
最初にいじった時にはibusは起動
したがその後動かなくなってしまった。
一応mozcとibusは個別にインストールでき、
それと共に自動でibus-mozcもインストールはできるが
まともに起動しなかった。

~/.bashrcを編集して
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibusexportも書きこんだが
どうしてもibus-setupが起動しなかった。


(追記2)yaourtについて
archにはさまざまなパッケージ管理方法があってそのひとつに
yaourtというパッケージがある。
サードパーティーによって管理されている非公式パッケージだが
使いやすいことで人気がある。
レポジトリーはフランスにあるらしくyaourtというのは
フランス語でヨーグルトのことだそうだ。

 つかうには端末から

$ sudo nano /etc/pacman.conf

 をいじって最後の行に
 [archlinuxfr]
Server = http://repo.archlinux.fr/i686(64bitなら/x86_64)

を追加

$sudo pacman -Sy

追記3)上のものではなく下を使うと書いてあるサイトもある
$sudo pacman -Syy
$sudo pacman -Syu

追記3終了)

$sudo pacman -S yaourt 

 で使えるようになる。
使い方は
 $sudo yaourt -S package名

追記4) base-develの追加
$sudo pacman -S base-devel

2012年11月10日土曜日

OS4の日本語化(ライブDVDにて起動)

OS4 64bit
(追記 2013 12/12)
Distrowatchのランクから突然消えていたので探した所
突然休止したとの報告が出ていた。ホームサイトにいったところ
どうもBlack labo Linux projectという風に名前が変わっていて
OS名を再び変更したようだ。ただ現在ダウンロードしようとすると
このサイトは攻撃的なサイトだという警告がでるような状態なので
様子をみたほうがよさそうだ。
なお、サーバーは生きているようでアップデートは行えた。
(追記終了)


OS4は以前はpc/osという名前で呼ばれていた。
デスクトップはxfceでxubuntuを母体にしている。

以前はクラウドという言葉がまだ広まっていなかったが
そのころの物としてはネットアプリを意識したOSだった。
初心者向けで、豊富なソフトがあり、
扱い易く信頼性が高いせいか、
最近じわじわ人気が出てきている。

多分gnome3 をきらって逃げてきた人たちが使い始めたからだろう。
ちなみに次のデビアン(wheezy)
 もXfceのデスクトップが標準になるそうである。
どれだけgnome3が嫌われているかがわかる。

(追記 5/16)
残念ながらデビアンのdefault desktopはgnome3だった。
OS4は本来Xfceのデスクトップがメインだったが
最近はKDEのデスクトップもある 。

一般向けのものは無料で、OpenDesktopと呼ばれている。
また企業向けの有料版(enterprise版)もつくられはじめている。
現時点ではXfce向けのデスクトップとしては一番人気があるようだ。
(追記終了)


このブログを書き始めた時、
最初のディストリとしてこれを取り上げたが
名前も変更され、デスクトップのデザインもすっかり
変わってしまったのでここに書きなおしておく。

今回はインストールしていない。
ただしインストール自体はUbuntuと同じインストーラーを
使っているはずなので、さして難しくはないだろう。

いつもどおりdistrowatchからダウンロードした。
Xfceだが容量は優に1ギガを超えるので、DVDに焼いた。

パソコンユーザーのつぶやきさん
によればダウンロードに6時間くらいかかったとのことだが
日本国内に サーバーが作られたためか30分くらいですんだ。

まず、端末をひらいて
$sudo su

#apt-get update

でレポジトリーを更新。
(これをやっておかないとあとでlanguagesupportがうまくいかない)
 日本語化はメニュー>設定
にLanguage Support(言語サポート)
があるのでそれを使うとフォント類とlanguage-support-ja等
が一斉にダウンロードされる 。
いぜんは余計なものまで大量にインストールされたようだが
現在ではそんなことはないようだ。

一度ログアウトして再ログインしてやる。
その際ユーザー名にはcustomを入力
passwordは空欄(なにも入力しない)
にすると日本語化される。

日本語の入力も簡単でibus−mozcを
パッケージマネージャーから検索して入れるだけで事足りた。
(入力メソッド選択は Language Supportから可能)

個人的にはデスクトップの日本語は
gnomeやkdeに比べると物足りない気もする。
アプリの連携や自動化という点でもgnomeやkdeに慣れて
いる人にはさびしいかもしれない。

ただxfceのシンプルさを愛する人にとっては安心して使える
Linuxの一つだと思う。

(感想)
メモリーの使用量などはgnomeとさして変わらないらしいが
とにかく軽く感じる。
メニューをクリックしてから表示されるまでの時間が短く、
デスクトップがきびきびしている。

あときわめて個人的意見で申し訳ないが
このOSもそうだが、
最近Ubuntuを初めとして、両端にのいずれかに
縦にパネルを置くものが増えてきている。
おそらく従来の正方形に近い縦長のモニター
から新しい横長のモニターになって
横に伸びたスペースを有効に
活用しようという事なのだろうけれど 、
古いモニターを使っている自分のような人間
にとっては非常にブラウザが見にくい。

こういったOS使う際には従来のgnomeの様式に法って
パネルは上か下もしくは両方の端に置いたほうが
使い勝手がいいように思う。

(追記)Xfceデスクトップをさらに美しくしたい人のために

エメラルドテーママネージャー
 Ubuntu 向けのパッケージ
 https://launchpad.net/~nilarimogard/+archive/test

ありがたいことに個人の方が作って管理してくださっているようです。


Xfce向けのデスクトップアート置き場
http://xfce-look.org/




2012年11月9日金曜日

snow linux 3.1 gnome 64bit

snow linux gnome
ドイツ産のLinuxで前から注目していたLinuxだが
以前は致命的なバグが多かったのでどうなるか眺めていた。
人気はかなり上がってきている。
(今回もアップグレードかけるとkernelfailureが起こる
以前よりましになっているみたいだが個人的にはもうひとつ信用しきれない。)

このリナックスの特徴としてはlinux mint同様に
Debianの母体にしたものが3.1
Ubuntuを母体にしたものが 3.0
というふうに2つのLinuxを母体にしたものがあり
今回使ってみようと思ったのは、
gnomeのデスクトップは3ではなく

gnome2を使い続けているからだ。
(これはmate仕様ではなく、gnome2をカスタムで使い続けているという意味)
同様にgnome2をカスタマイズして使っているOSとしては
ZorinOSやSolusOSなどがある。

(訂正1)mateは現時点で gnome2から作られているそうです
これを書いていた時に途方もない勘違いをしていたので
ここで訂正しておきます。機会があればgnomeのフォークディストリ
についてまとめたいと思っています。 (訂正終了)

(追記)solusOSはもともとmateとは別に
gnome2からデスクトップを作っていましたが、限界を感じて
Consort desktop environmentという環境をGnome3から
新たに構築したそうです。(追記終了)

(訂正2)Zorin os もGnome3から独自のデスクトップを作っており
Gnome2のフォークではないそうです。
自分の勘違いでMateをgnome3のフォークと考えていましたが
現時点ではMateはgnome2を元に作っているようです。
gnome3への移行も提案されているようです。(訂正終了)



またdesktopはcinnamonも選択できる。


ダウンロード先 は
 http://www.snowlinux.de/download

今回はインストールせずにLiveDVDで日本語化してみた。

デスクトップの日本語化

1.フォント
synapticをつかって
sazanami font(ゴシック、明朝)と
kochi font(同じく)
をいれた。

2.ロケールの変更
menu>accessory>端末より
$sudo suで管理者に変更
#dpkg-reconfigure locales
でja-JP_utf8にチェックを入れてデフォルトにする。

3.一度ログアウト
再ログインの際のパスワードはlive
ログイン画面の言語の選択で言語を日本語に指定
して再ログインすると日本語になっているはず。
ダメな場合は/etc/default/localeを確認する。

日本語入力


ibus-mozcは最初からrepositoryに入っているので
Synapticでibus-mozc検索で出てくるので
それだけインストールしてやるとあとは自動でインストールされる。

日本語の切り替えはim-configなので
端末より
#im-config
でibusを選んでチェックをいれてやる。

キーボードもいつもどおりメニューから変更できる。

これで日本語化はひと通りすんだので
updateマネージャーを起動してupgradeをかけたところ問題が発生。
kernell failure が起こった。
これは自分のような初心者では致命的なバグな
のでここであきらめた。

このOSは前に2.0の時
KDEでインストール中にフリーズするという問題が
発生してフォーラムで問題になっていた。


まだ出たばかりなので情報がないがインストールして
使うつもりならば当分アップグレードはしないほうがよいだろう。
しばらくしてフォーラムに情報がはいれば修正されるかもしれない。

(追記1/28)最近非常に人気が高いOS。
一つには幅広いデスクトップを網羅しているのと
リリース速度が速いからだと思われるが
その反面どうもバグとりがうまく行っていないようで、
実際、うまく動かないデスクトップあるので
インストールするときは情報をよく調べて慎重に
いったほうがいいだろう。
(追記終了)