2012年4月23日月曜日

OpenSuse 12.1の感想


Gnome3のデスクトップが
あまりうまくいっていないようなので
見切りをつけて

KDEデスクトップ環境で比較的
扱いやすいOSを色々さがしていて
ひさしぶりにOpenSuse をインストールしてみた。

OpenSuseは本来SuseLinux
という有料のLinuxから最新のデーター
やバグ等のテストを兼ねて無料で配布
されてきたものなので、人気は高いが
意外に予想外のバグも多い。

windowsとの互換性も高く。
シルバーライトのLinuxバージョン
のMONO(moonlight)の開発などでも有名だ。

基本的には、初心者向けのLinux
で自動化が進んでいる。
YASTというパッケージ管理
システムが、ネットワークの管理
ウイルス対策、ダウンロード等
様々なことを一括で管理している。


日本語入力はこのバージョンから
ibus-mozcが採用されている。
デビアン系列のものでは
ほぼ採用されているが 、
日本語で使えることを唱えている
ディストリでも、未だにscim-anthy
しかないものもあるからこれは便利だ。


使用するには
http://software.opensuse.org/121/ja
から新たなレポジトリーを追加しなければならない。
(いわゆるワンクリックインストール。)
また最初はコーディック等がはいっていないので
色々調べて落としてやらないといけない。
(2chのSUSEスレが詳しい。)

Linuxの場合どれだけ地域の言語
の導入がなされているかという問題が
あるが、随分よくなったとはいえ、
まだデスクトップの日本語化に若干問題がある。
 このバージョンではkdeのシステム設定を
起動させた時のウインドーが、英語のままである。

追記)7/27yastからルートの設定でも日本語化
変更可能とのことで 試してみたが変化なかった。
 もうひとつ気になることとして、
Firefoxを使った時
You tubeの広告の”5秒後にスキップ”
と他のOSなら表示されるところが文字化けになる
これはフラッシュの問題でもあるので必ずしもSuse
のせいだけとはいえないが、他のLINUXでもちゃんと
と表示されるものもあるので何とかして欲しい。
(そう思ってubuntu12.04を見てみたら
これも文字化けだった。 )

追記8/2)このフラッシュの文字化けは結局
日本語フォントの不足が原因だったようだ
特にjavaの設定と関係の深い
sazanimi-mincho
sazanimi-gothic
kochi-mincho
kochi -gothic
の4つのフォント
のどれがかけても
だめなようだ。
(追記終了)

またログインスクリーンやユーザーの追加に
ウインドーズとの接続に問題がでているようだ。

OpenSuseでよく指摘されるのはYASTによる
集中管理の便利さでわかりやすい反面、
非常に重いということがあげられる。(特にKDE)

KDEの場合はsystemsettings
(旧KDEコントロールセンター)
が本来デスクトップや自動ログイン
スプラッシュ、解像度に至る様々な
設定を管理していて、自分が知る限り
Kubuntu、Sidux、mepis
(mepisは一応独自のコントロールセンターを持つ)
などdebian系はほとんどsystemsettings
がこれらを管理をしているがSuseの場合
ここが非常に改造されていて、
それらの機能がSuseのコントロールセンターによって
改良されてより一元的に管理されている。
(KDEのわりには設定の自由な変更があまりできない)

個人的には以前に使ったgentooのパッケージ
インストールにかかる時間がどれほどのものか
骨身に染みているので、それほど重いとは
おもわないがdebian系のSynapticの軽さ
を知っている人からはあまり好まれないかもしれない。

FedoraやOpenSuseのようなディストリは
自分のような初心者がつかう場合は少し
間をおいたほうがいい。