2013年12月31日火曜日

Debian wheezyのデスクトップをCinnamonに変えてみた。

ドックはCairo-dockを使用


以前、デスクトップをMateに変えたが、今度はCinnamonをいじってみた。
すで多くの人たちがWheezyでのCinnamonDesktopの導入を行なっているので、
今更なのだが、少し以前と異なる状況が生じているようなので、少し
調べてみた。

まず参考にさせていただいたサイト

http://www.debianadmin.com/how-to-install-cinnamon-1-8-on-debian-7-0-wheezy.html

いろいろややこしく書いているがかいつまんで説明すると
Linuxmintdebian(lmde)のレポジトリーを利用して、
Cinnomonの環境をインストールしようというものだ。

実はSidにCinnamonがあったので、同じDebianのほうが
相性がいいかもしれないと考えて、Sidのレポジトリー
をいじって何とかしようとしたが依存関係で失敗した。

LMDEはDebianのTestingのレポジトリーを元にしており
先進的な作りのディストリなので、母体がDebianとはいえ、
異なるディストリ間のレポジトリーを導入することになる。
そこでできる限り最小限のデスクトップ環境を入れるにとどめた。

1)CinnamonDesktopの追加

基本的に以前MateにLinuxmintのMDMをいれた時と全く同じことをする。

まず管理者権限で端末を開き

#nano /etc/apt/sources.list

deb http://packages.linuxmint.com/ debian main upstream import
をファイルに添付。

nanoが使いにくければ、gnome環境からならgeditでもできると思う。
あるいは
$gksu nautilus
でファイルブラウザをルート権限で使ってsources.list
を開いて添付しても構わない。

貼り付けが終了したら
#apt-get update

もしくはSynapticマネージャーを開いて再読み込みを行う。

最後に、
linuxmint-keyring、cinnamonをSynapticマネージャーから
インストールしてログアウト 。(後にScreensavorもいれた。)
この際、以前やったようにMDMをインストールすることもできる。

(加筆1)
他の人のやり方を見てみた時にCinnamon-settingやCinnamon-session
をインストールすると書いているが、現在LMDEのレポジトリーから削除
されているようだ。 Gnome-settingやGnome-sessionが肩代わり
するので問題ないと思われる。
(加筆1終了)

再ログイン時にデスクトップの選択でCinnamonをデフォルトに
えらんでログインするとCinnamonのデスクトップになっている。

使用後は依存関係でエラーを出すのを極力防ぐため
すぐにLMDEのレポジトリーのチェックをはずした。

2) 日本語入力

デフォルトはUIMで最初から日本語入力はできるが
Ibus、UIMともにCinnamonのパネルとの相性が悪く、
有名なLの反転したような痕跡があらわれる。

1年くらい前から指摘があるのだが未だに修正されていない。

そこでFcitxを使ってみたところうまくいった。
Fcitxインストール後、
im-configの設定をいじってUIMからFcitxに変更してやると
自動的に起動する。

(加筆2)Fcitxインストール後、UIMが不要だと思い
削除したところ日本語入力不能になった。Fcitxの機能に
UIMが必須なのかもしれないので削除しないほうがよいようだ。
(加筆2終了)

Debianは初期状態ではフォントもほとんどはいっていないので、
最低限さざなみフォントや東風フォントをいれてやる。

またフォント設定用のファイル、
69-language-selector-ja-jp.confの設定が必要。
自分の場合はLinuxmintから借用したが、 ネット上のgithubなどから
コピーすることもできる。

gksu nautilusなどで /etc/fonts/conf.availに添付したあと
#ln -s  /etc/fonts/conf.avail/69-language-selector-ja-jp.conf  /etc/fonts/conf.d/
で/etc/fonts/conf.dにリンクを作ってやる必要がある。

3パネルのカレンダーの日付





以前にこれをいじった時、これが中途半端に日本語化されていたのが
気になっていて、もう少しなんとかならないかと思っていたのだが
今回、修正できた。
パネルのカレンダーをクリック>日付と時間の設定をクリック












上のようなウインドーがでるので
パネルの日付形式と日付アプレット内の日付形式
のボックスともに
 %m月%d日 %A %H:%M
と入力してやると




上のように漢字混じりで表示される。










2013年12月22日日曜日

Google-Chromeのflash使用時における文字化け

この間LMDEを使っていて、ブラウザのフラッシュの文字化けが
気になったのでさらに調べてみた。

最終的な解決法ではないが次のような方法もある
http://labo-of.com/?p=1075
を参考にさせていただきました。
こういった事情には本当に疎いので大いに助かりました。

これによるとgoogle-chromeは2重のフラッシュを
使っていることになり、この衝突が文字化けの原因
ではないかという事だった。

ただ自分の環境ではfirefoxでは文字化けは起こらない。
むしろgoogle向けのpepflashが悪さをしているように思えたので
そちらを無効にした。

早速、作業に取り掛かってみると
google-chromeのアドレスバー(一番上の段の奴)
chrome:pluginsと入力する。



上のような画面が現れるので、右上の詳細をクリックし、
下の方にスクロールしてAdobeFlashPlayerのところを注目



2Filesと書かれており、上に11.9のバージョン下に11.2のバージョン
の2種類が使用されているのがわかる。

最新の11.9バージョンが本来のグーグルクロムで使われている特殊なpepflashplayer
下のほうのバージョンの低いのがfirefoxなどに使われている
通常のデスクトップブラウザ一般に影響を与えるAdobeのFlashになっている。

ここで片一方を無効にするのだが、自分の環境下ではpepflashを使うと文字化けが
おこるのでバージョンダウンを覚悟の上で赤印で囲んだ上の方を無効にした。

これで一応フラッシュの文字化けは修まる。
ただブラウザゲームなどを行う際には、より最新のバージョンのフラッシュ
のほうが確実になめらかに動くので、広告の文字化けだけ
のためにここまでしなくてもいいかもしれない。

ただ単にニコニコ動画のコメントを打ったりする分には問題がないので
adblock等で広告のポップアップを防ぐという方法もある。






















2013年12月19日木曜日

Linux mint debian edition (LMDE)64bit mateをいじってみた。

体調が長らくよくなかったのでしばらくブログを休んでいたが
我慢できなくなってまたいじってしまった。
今回はLinuxMintDebian(LMDE)のMateをいじってみた。














LMDEのことを簡単に説明すると
LinuxmintがUbuntuから作られているのに対しLMDE
はDebianのTesting版から作られている。

一応、ローリングリリースであるためにLinuxmintのように
メンテナンス期間がなく再インストールやDist-upgradeの
必要がない。理論上ずっとつかえる。

ただし完全な意味でのローリングリリースではなく
セミローリングリリースと呼ばれている。

そのわけは一定期間(Pclosではポイントと呼んでいる)
を超えてしまうとうまくアップデートができなくなるからのようだ。

Pclosなんかだと今年(2013)は4期くらいに分けていたようだ。
LMDEの場合だとDebianのリリースとの兼ね合いもあるだろう。

要は、基本的にはローリングリリースだから
いつでもアップデートできるはずなのだが 、
あまりにも前にダウンロードしたファイルを使おうとしたり
長い間(半年くらい?)放置してしまうと
アップデートが出来なくなるかもしれないということだ。
 
なお、最近Linuxmintは横長タイプのモニターに解像度が対応しているため
古いモニターのPCだとLiveDVDが起動できない。
これは最近のUbuntuでもそうだったと思うので
DVDに焼く前に自分のPCで起動できるかは 確認しておいたほうがいい。

日本語化

日本語化はいままで何度も書いてきたので
気になったところだけ大雑把に書いておく。

(追記)公式日本語サイトができたので今後は
そちらを参考に日本語化されたほうが安全かもしれません。
 http://linuxmint-jp.net/download.html
こちらの方も、
日本語化の方法のひとつとして残しておきます。
(追記終了)

はじめはLiveCDで日本語化をはかったが
日本語フォントはsazanamiが入っていたくらいで
東風やVLなどは入っていなかった。

例によって69-language-selector-ja-jp.confが
入っていなかった。
ちなみにこのファイルはネット上(例えばGithub)
などに貼られているのでPlumaでコピーしてもってきた。

このファイルをルートのCajaで/etc/fonts/conf.availに移して
/etc/fonts/conf.dにリンクを作ってやった。

こうしてやらないとフォントが一部豆腐状態のままで日本語化できなかった。

(追記12/22)
上の作業でデスクトップの文字化けはなくなるのだが、今回なぜか
ブラウザ上のyoutubeでの広告のフラッシュがこれだけでは治らなかった。
 どうも中国語フォントの ttf-arphic-umingが原因らしい。

一応こちらのサイトを参考にさせていただきました。
https://sites.google.com/site/tetsuroweb/home/software/ubuntu/ubuntu-tips/flash-char-garbled

貴重な情報ありがとうございました。
これによると/etc/fonts/conf.availの設定を
いじらないといけないようだったが、不思議なことに
このフォントをインストールしてみただけで、
特に何の設定もせずとも文字化けが解消されていた。
(追記終了)


(加筆)その後、Firefoxではフラッシュの文字化けは解消したが、
結局Google-chromeでは解決せず、chromeはadblockで広告を遮断した。
LMDEに限ったことかもしれないが、こうしないと
コマーシャル終了後に画面がホワイトアウトして一切動画が見れなく
なってしまうという現象がおこった。
さらにその後Google-chromeのpluginからpepflashのみ無効に
してやることで一応広告の文字化けは解消された。
やり方はこの次のブログに書いた。(加筆終了)

ドライバー

Livecdの状態だとドライバーをいじれないのでハードにインストール
を行ったところ従来のJockyというソフトではなく
Device Driver Maneger(DDM)というものが使われていた。
早速Nvidiaのドライバーを入れようとしたところ
様子がおかしい。

スーパーユーザーで使えと書いてあるのに
どうも通常権限で実行しているようなので
コマンドを調べたところやはり、スーパーユーザーになっていなかった。
gksuをつけて
$gksu ddm
で無事にドライバーを入れることができた。

ここで確認のため
再起動をさせてみたところ
Plymouthの解像度がおかしくブートスプラッシュがやたらとでかい。

Grubを直接いじるのは怖いのでいろいろ調べたところ本家のLinuxmint
がStartupmanagerを使っていて、なぜかLMDEにはインストールされてなかった
ので、これをインストールしてスプラッシュの解像度を変更した。


日本語入力

ibusを入れてやった。
Synapticを使ってibus-mozcをインストール。
するとあとは自動で関係のあるものをインストールしてくれる。
menu>設定>入力メソッドでIbusを選択し
menu>設定>自動起動するアプリのところに
で追加をクリック
名前:ibus
コマンド:ibus−daemon -d
これでスタート時にibusのアイコンが立ち上がる。

ドック

ドックを入れたいと考えていたがcompizが使えないので
コンポジットをどうしようかと考えていたら
Mintdesktopという
アプリが作られていた。

具体的には
menu>設定>デスクトップの設定
ウィンドウのところでパフォーマンスのコンポジットを
使用にしてやった。

ここでcairo-dockをインストールしようとしたら
依存関係でMintdesktopが削除されるという表示がでた。

これではせっかく起動したコンポジットが使えず背景が
真っ黒になってしまうので、やむなくDockyで妥協した。

ながらくLMDEは本家と違ってPlymouthが不具合で入れられず、
ブートスプラッシュはなかったのだが、いつの間にか
入れられていた。

たぶん、将来的にはUbuntuバージョンより融通の効く
こちらのDebianエディションをメインにしたいようだ。

デスクトップに関しては
linuxmintはどちらかというとCinnmon押しのようで、
かなり肩入れしているようだが、どうも実際にはmateのほうが人気が高い。

(追記12/24)LMDEには関係ないが、大分まえにMedibuntuが
廃止になったそうなので、通常のLinuxmintの長期メンテ版を使っている人は
Repositoryから削除して置かないとアップデート時に不具合がおこるそうです。
(追記終了)

(追記1/6)あくまでうちのパソコン環境のせいかもしれないが
複数のタブを開くとブラウザが落ちることがある。(追記終了)