2012年4月13日金曜日

Dream linux5 xfce 日本語化


以前はとても人気のあったディストロで今も
それなりに人気はあるが少し陰りがでてきている。
現在は32ビットのXfceデスクトップのみになってしまっている。
gnomeのデスクトップもあったがなくなってしまったみたいだ。

ブラジル産のLinuxだが、
debianを母体にしているので日本語化は難しくない。
とりあえずLiveCD上からの日本語化を行なってみた。

日本語化
1)日本語のfontが入っていないのでインストール
端末をひらいて
$sudo su
でroot権限に切り替える。
とりあえず
#apt-get update
をしておく。
注)この時Debian multimedia系のrepositoryに異常が
あると報告されたがとりあえず無視

追記1)このあとSynapticを調べてRepositoryの変更を
試みたがバグが発生してSynapticからの変更は不能。

ルートでthunarを動かして/etc/apt/source.listを開き
debian-multitudeのレポジトリーについて書かれてある行
をコメントアウトするととりあえずアップデート時に
文句を吐かなくなった。

ブラウザから直接debian-multitudeに行き
testingのレポジトリーをチェックする必要がある。
おそらくサイトの変更があったのだろう。
もっともあり得る理由としてはDebianのtestingがstableに移行する際
記述が変わったのではないかと推測する。

その後、記述を書き換えてみたがどうもうまく行かない。
ただliveDVDやUSBではこの問題は生じているようだがHD
インストールでは問題ないという人もいるようだ。(追記終了)

#synaptic
でsynaptic managerを起動。
kochi,sazanamiのゴシックと明朝をそれぞれ
とfonts-vlgothicをいれてやる。

2)localeをいきなりいじろうとすると
localesが入っていないといわれるので
これも同様にsynaptic managerから検索
して入れてやる。

3)再びルートで端末を開き
#dpkg-reconfigure locales
で生成するロケールにja_JP.UTF-8
にチェックを入れてやる。
デフォルトロケールもja_JP.UTF-8
を選ぶ。

4)メニューの隣にある丸と三角のボタンをクリックして
一度ログアウト(再起動ではない)
再ログインしデスクトップが日本語になっているか確認。

5)キーボードの変更
画面左上のメニューアイコンをクリック
設定>設定マネージャー>キーボードを開き
レイアウトでJapanを選び
他のものは消してやる。

日本語入力

日本語入力はibus-mozcが使えた。

1)synaptic managerを
検索して
ibus
ibus-mozc
などにチェックをいれるとあとは
必要なものが自動的にインストールされる
この時一度に100以上のパッケージがインストール
されたので正直驚いた。
ただし時間はさほどかからなかった。

最後に端末から
$ibus-setup
インプットメソッドの選択で
mozcを選択

2)先ほどと同様に一度
ログアウトし戻ってくれば
日本語入力が可能になっていた。

追記2)もしこれだけで入力できない
ようならば端末をひらいて
$im-config
でibusを選んでやる。(追記終了)

(加筆)デフォルトのブラウザはchromiumなので
日本語化するにはchromium-l10nをインストール
する。

追記3)synaptic managerにレポジトリーが追加できない問題について

本家のusrforumでも問題になっていて
今のところ解決方法はないようだ。
ただし基本的にはレポジトリーの追加自体は
Thunarをつかってやればいいので問題ないだろう。
(追記終了)

最後に感想としては非常に
コンパクトにまとまった
OSだと思う。

最近の傾向かもしれないが
旧式のパソコン向けに意図的に
作られているかもしれない。
わりと初心者向けだと
思うが、完成度が高く
あまり拡張性はないかも
しれない。

xfceのデスクトップだがScreenshotが取れる。

日本ではいまいち人気がないが
それほど悪いものではないと思う。

追記4)今さらのことだが
LiveCDの部屋に日本語化されたDVDが追加されたらしい。