Gnome3を利用した新たなインターフェイスの開発がすすんでいる。
CinnamonやUnityが有名だが少しづつ見つけ次第書きたしていきたい。
(追記6/9)Gnome3のことを調べていてわかったことだが
ATI系のドライバーとgnomeshellとの相性が悪く、画面が崩れたり
文字が潰れたりすることがよくあるようだ。
Gnome 3の派生のなかでもcinnamonとの相性が悪いらしく
Linuxmintのフォーラムの項目に
Cinnamon dont like ATI Drivers!というものまである。
インストールしてしまった場合にはgnome 2を使っている
Mateに切り替えて使えば良いと思う。
(追記終了)
1.Elementary OS
"It's elementary my dear Watson"「初歩的なことだよワトソン君」
というのはシャーロックホームズの有名なフレーズだけれど
たまたまOSの情報をながめていたら
このOSのreviewに使われていた。
カナダ産のOSで独自にPantheonという
デスクトップインターフェイスを開発したそうで、
現在はβバージョンまで進んでいる。
特徴としては
switchboardというアプリケーションでsystemsettingが行える。
これは一種のコントロールセンターのようなものでドックから
もメニューからも設定できる。
ここから言語サポートやドライバーの追加
デスクトップの設定等が行えた。
下に見えるドックもDesktopから設定できる。
cairo-dockやavantではなく独自に開発されたものらしい。
定期更新型のOSではないのでいつ完成するかは分からないが
現在はバグつぶしの最終段階に入っているらしい。
基本的にUbuntu派生なのでインストールは簡単に行える。
日本語入力のデフォルトはibus-anthyになっているが
softwarecenterから簡単にmozcをインストールできた。
入力設定も上の言語サポートから行える。
メニューも独自のものになっていてシンプルで見やすい。
残念ながら現時点では自由にメニューの改変はできないようだ。
またパネルへのアプリの追加やパネル自体の設定
も自由には行えないようだ。
Desktopはまだ完全には日本語化が終わっていないようで、
カレンダーの日本語標記などがおかしい。
CDからいじっているからかもしれないがデスクトップ
の反応が若干鈍い気もする。
全体的にはシンプルに扱え、コンパクトにまとめられており
Cinnamon同様、古くからのユーザーにやさしいgnome2
を意識したエレガントで完成度の高いデスクトップだと思う。
(追記12/24)
その後Lunaが完成した。
Ubuntu12.04 長期メンテナンスバージョンを母体にしている
ので当分使える。
Pantheon Desktopは非常に成功して現在、
UbuntuやMintのUserたちもインストールする人が出ている。
簡単に特徴を述べると
1)Slingshot方式の採用
従来のメニューはデスクトップを重くする上に、
非常にアプリを探しにくい。
そこでメニューボタンを押すと投石機で石を投げるように
デスクトップが切り替わり40〜50くらいのアプリが
一斉に表示されるという方式を取った。
また下にウイングパネルをつけて切り替えが可能に
なっている。
2)Plankdock
これはGnomeで使われていたDockyの改良で
開発チームも同じでコードもほぼ同じものだ
ただ異なるC言語で書かれていて、さらなる軽量化が
はかられている。
また上のスリングショットと同時に用いてドラッグ
によってアプリをドックに落とすことができるようになっている。
(追記終了)
2.solus os 2
(追記12/24)残念ながらSolus OSは現代休止に追い込まれてしまったようだ
(追記終了)
solus osはイギリス産で
debianのstableからつくられたOSだ。
現在のstableであるevelineはDebian squeeseを元にしており
見た目はほぼ昔ながらのgnome2である。
ただしmateを使っていない。
squeezeからつくられているので
寿命もsqueezeとともに尽きる。
solus os 2はgnome3を使ったOSとして
現在のstableであるwheezyを母体としてつくられている。
SolusOS2 α7 |
新たなデスクトップとしてgnome3から
Consort(consortium)を開発したそうだ。
gnome3を使っていかにgnome2のデスクトップ
に似せることができるかを主眼に作られている。
ただ開発がやや遅れているようで
現在まだダウンロードはできない。
どうしても使いたい場合は
evelineをインストールして、
upgradeしてやる必要がある。
(ただしβ版であることを覚悟しなければならない)
YouTubeの映像を見た限り、
パネルの配置や雰囲気は
cinnamonによく似ている。
mate風の白い不透明パネルではなく
gnome3の独特のパネルだ。
メニューの配置は伝統的なgnome2の
メニュー配置をとっていて
アプリケーション、場所、システム
の順の配置をとっている。
パネルへのアイテムの追加もできる。
gnome3では基本的にはずされているはずの
compizfusionの設定ができるようだ。
残念ながらいまのところどの程度compizfusion
が組み込まれていて、使えるのかはよくわからないが、
楽しみなデスクトップの一つだ。
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