2010年4月25日日曜日

Open Suse 11.2(gnome)感想

そろそろOpen Suseの新しいヴァージョンが出そうなのに
今さら11.2のことを書くのもどうかとは思うが
最近になってやっと使ったので、Linux初心者として
その印象を書いおこうと思う。

Open Suse は今まではあまり良い印象がなかった。
以前は言語環境の問題が大きかった。
日本語があまりよくなく、
たしか以前のバージョンでは
インストール時に日本語でインストールすると
バグが生じるので英語でインストールしなければ
ならなかった。

今回は日本語まわりは、かなり
良くなっていて、入力もscim
を使っていて手書き入力もできるようだ。
uimでの入力も可能だった。

それぞれのアプリの説明に至るまで
日本語訳がおこなわれていて非常に
使いやすくなっていた。

rpm系はグラフィックがかなりきれいで
外観やフィーリング的な点は
Debian系列のおとなしい雰囲気
に比べると洗練されておしゃれで
使い心地もシャープだ。
一度インストールしてしまえば
それほど重くもない。

カイロドックもDebian系とは
設定から異なっていて
ゴミ箱のアプリがないとか
テーマの設定ができない
とかいったことはなく、きちんと
起動してくれた。

ビデオや音声のコーデック
あるいはグラフィックボードのドライバー
のようなノンフリーのものは最初からは
入っておらず、yastからは落とせないようで
ネット上のあちこちをさがして
落としてやらねばならず、初心者にとって
はこういったコーデック類をさがすのは
以外に大変だった。
(Linux mintのように最初からこれらが入っているものもある。)

パッケージの数はrpm系OSの中では
多いほうだと思うが、
ヴァージョン違いのものも
含めているようなので、
ヴァージョンが異なると
Debian系のものと違って
動かないことが多そうで、
(それどころか故障の原因になりそうなので)
みかけほど使えるものは多くなさそうだ。

Suseはもともと初心者が簡単に使える
ことを意識したOSでターミナルなど
をほとんど使わないでいいように作られており
たいていのLinuxでは知らずにはすまない
コマンドも使わないですまそうと
思えば使わなくていいくらいだ。


Yastという管理システムが、発達し
システムを集中的に制御しているおかげだが、
その代わりDebianのパッケージ管理システム
であるシナプティックマネージャに比べて
動きは重く検索能力ではやや見劣りするように
思う。

(注)コマンド自体はrpm系のyum、 Debian系のapt
さらには独自で未完成のzypperの3系列がありややこしい。


こういったことに対しては
パッケージの追加と削除を別枠で
設けていたり、さらにパッケージ
の追加と削除にないソフトは
http://software.opensuse.org/search
からダウンロードすることで補われている。

重いという意見も多く、あまり日本人には
なじみのないOSだが、以外によかった。

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