2012年7月28日土曜日

linux YouTubeでのコマーシャルの文字化け

1フラッシュの文字化け

広告フラッシュの文字化けを単に見たくないだけなら
firefoxのアドオンにadblockplusなどのアドオンを追加
すればいいのだが、それだとたまに動画自体が落ちてしまうことが
あり、一応文字化けを防ぐ対策を考えてみた。

OpenSuseをいじった時にYouTubeで
”5秒後に広告をスキップできます”と言った
内容の説明の部分が最初の”5”の部分以外
文字化けするのが気になって調べてみた。

当初全く原因がわからず考えこんでしまったが

フラッシュの異常はjavaが噛んでいる
と考えて、いろいろ読んでいるうちに
わかったのは
kochi-mincho
kochi-gothic
sazanami-mincho
sazanami-gothic
の 4つのフォントが
Javaファイルのフォント設定
と関連しており、これらの1つ
でもかけるとこの文字化けが
おこるようだ。

当初わけがわからず
大騒ぎしてしまったが 、
結局いつもこれらを忘れずに
インストールしていたはずが
たまたま入っていなかったせいだったようだ。

結局この4つをきちんとインストールし直すと
OpenSuseでもUbuntuでもこの異常は解消された。

追記)日本語環境のないLinuxの場合
69-language-selector-ja-jp.confという
日本語フォントの設定ファイルがないものがある。
その場合 /etc/fonts/conf.availを調べて
上記のファイルがあるかを確認しなければ自分で作るか
他の日本語環境のしっかりしたLinuxから
同様のファイルを借りてこなくてはならない。
(加筆)このファイルは最近、ネット上のあちこちに上がっているので
そこからコピーできる。(加筆終了)
その上でconf.availに コピーしconf.dにリンクを作ってやらないといけない。
(追記終了)

2.65-droid-sans-fonts.confについて

/etc/fonts/conf.d/にある
この65-droid-sans-fonts.confがいろいろ悪さをするらしい。
主にUbuntu系のLinuxに多く存在するファイルだが、
google-chromeや thunderbirdでの文字化けだけでなく
一部のエディターやデスクトップの文字化けを引き起こすらしい。
リネームするか思い切って削除したほうがいいだろう。
原因は不明らしいがdroid-sansなどまず使わないだろう。

3.中国語フォント(ttf-arphic-uming)をインストール


LinuxmintのDebian Edition(いわゆるLMDE)をいじった時
上の問題だけでは文字化けが解決しなかった。

しらべてみたところ中国語のフォントであるttf-arphic-uming
をインストールして、
/etc/fonts/conf.availにあるファイルを
編集しなおせばなおるというサイトがあったので、
参考にしてやってみようと思い、
単にこのフォントをインストールしたところ
編集する前に文字化けが治っていた。

ファイルを比較してみたところ
以前のものと若干かわっていた。
もしかすると修正されたのかもしれない。
ただしあくまでもLMDEでの話。

(加筆)Firefoxではうまくいったが、
その後Chromeでためしたところ
Chromeでは相変わらず文字化けをおこし、
しかも動画がとまってホワイトアウトして
広告後の動画本体が見れない現象が発生した。
一時的な方法としてAdblockを使うことで
回避はできるが、どうも手に負えない。(加筆終了)


2012年7月27日金曜日

Dolphinの設定2

KDEとGnomeで随分扱いの違うこと
があるので気になったことを少しづつ書き留めておく。

1.場所バーの出し方
   
Dolphinを開く

①右の図のホーム
と書かれたところの横
の赤い楕円で囲んだ辺
を右クリックすると
場所バーが表示される。

②別のやり方としては
表示をクリック>
場所バー>場所を編集
というやり方もある。





2.ファイルをルート権限で開く

gnomeのnautilusなどの場合は端末よりgksuでひらくが
KDEの場合 alt+f2を同時押しにすると

 画面上部の赤い
楕円でくくったような
ウインドーが出現するので
ここに
kdesu dolphin
と入力するとルートの
ファイルマネージャーが
起動する。




この検索ウインドーはKrunnerといわれるアプリで
もし上の操作であらわれなかった場合は
端末からkrunnerと入力しても出てくる。

2012年7月26日木曜日

KDEって使いにくいの?

gnome3が期待はずれで
その結果としてgnome系
デスクトップは客観的にみて実質的に
gnome3,mate,unity,cinnamonの4つに分裂状態。

gnome3とunityは
Windows8やIpadを意識した
タッチパネル方式の
デスクトップになっているけれど
そもそもlinuxのユーザーは古いパソコン
を再利用している人が多いので、
 タッチパネルを使いたい人
はあまりいないと思う。

(Ubuntuの場合はWindows8
と正面きって戦う覚悟で最新のパソコンで
使うことも前提にしているようだが …)

方向性の問題だとは思うが
もうひとつの方向 として
旧型のパソコンを意識するなら
軽量で、マウスやキーボード
をフルに使った デスクトップ環境のほうが
生き残れるように思える。
そういう点ではmateというデスクトップの選択もある。

ただmateはlinux mintがgnome2の
従来のマック風の伝統を受け継いだデスクトップだがlinux mint自体が
新たに cinnamonというデスクトップ
を出してきたので、はたしていつまで
開発が続くのかがわからない。

自分的にはcinnamonやlxdeに期待はしているものの
これらもまだ新しいためもう少し時間がかかりそうだ。

とりあえずはxfceかKdeという
選択になってくるとおもうのだが
Xfceは最近全然さわってないので 、
とりあえずKDEについて再検討してみる。

KDEは本当に使いづらいか?

1バグについて

KDEが3から4へ移行した当初
バグがひどくKDEはもうだめだと
いわれたこともあった。
これが嫌でgnomeへ
避難してしまった人が随分いた。
しかしこれもバージョンアップとともに
ほとんど問題がなくなった。

2重さ

これも非常によく言われたことだったが
デスクトップ向けに特化したOS
(例えばPCLOSやsidux)
に関していえば現在のgnomeとの比較では
それほど変わらないだろう。
 
KDEが重いというのはひとつにはKubuntuの
影響があって、Ubuntuが有名になった反動で
Kubuntuがもっとも有名なKDEの OSだと
思い込まれてしまったことがある。

Debianから直接作られている
Sidux(現在のSiduction)などとちがって
KubuntuはUbuntuから作られているため
その時点ですでに重く、これをKDEの代表的
なOSと考えてきた間違った考えがKDE全体を
重たいと思い込ませてきたのだろう。

実際Siduxはそんなに重くないし
全く原理の異なるMandrivaやFedoraのKDE
もそれほど重くない。


重さのその他の原因はKDEのコントロールセンター
による一元的な集中 管理が原因だと思われるのだが、
しかしその反面、コントロールセンターから
デスクトップの設定、アイコンやテーマ、
3d環境、ログイン画面やスプラッシュまでも
簡単にいじれる。 自動起動するアプリ
も今ではここから設定できる。

32ビットのパソコン
でもKDEは十分稼働するし
パソコンが64ビットに急速移行している現在
もはやKDEでも重たいとはいえないだろう。


3日本語化

日本語化についてはkde-l10n-jaを用いれば
どのディストリでもそれほど
日本語の表示には差がない。
これもKDEの一元的管理と以前からの積み重ね
のたまものだと思う。
 (ただし日本語入力に関しては各OSの癖がでる。)


ちなみに自分の経験では
gnomeの場合、日本語訳がrpm系列やデビアン系列など
OSによって異なり、日本語化できないものもある。

4メニューのわかりづらさ

以前のKDEメニューは 体系的ではあったが
どこに何があるのか本当にわかりづらかった
しかしこの問題もKDE4で
kick offアプリケーションランチャーを
使ってみたところ検索機能も装備されていて
非常に使いやすくなっている。
更にこれが気に入らない人のために
Lancelot という別のメニューをウイジェットから
代わりに用いることもできる。

5Konquerorのファイルマネージャーが苦手

KDEではWindows同様、以前はネットブラウザの
Konquerorがファイルマネージャーの役割を兼務していて
これがシステムを更に重くしていた。
自分もKonquerorがきらいでKDE使っていなかった。

gnomeにはnautilus、Xfceにはthunarという
極めて使いやすいファイルマネージャーがあり
それに比べて明らかにKonquerorは中途半端で使いにくかった。

この機能を分割するためにdolphinという
ファイルマネージャーが新たに作られた。
dolphinは当初こそあまり評判はよくなかったが
現在では改良が重ねられて、 nautilusにも見劣りしない
ファイルブラウザになっている。

6KDEプラズマウィジェット

これも当初ウィジェットの頭数がそろっていなかった
ころはほとんど使い物にならなかったが現在ではかなり充実
してきている。

7WindowsがきらいなのでKDEも嫌いな場合

ここまで来るとKDEとGnomeというのはMacとXPの場外乱闘
のような気がする。
確かにKDEはWindowsをモデルにしているが
逆にそのためにデスクトップをWindowsそっくり
にするテーマがあったりするので、gnomeのマックスキン
同様に一度試してみてもおもしろいと思う。


自分も一時期KDEが嫌だった時期もあったが
Gnomeがああいう状態なので当分KDEを使っていこうと考えている。

Dolphinの設定1 メニューバーの復活

メニューバーがないもしくは消してしまった場合
メニューバーの復活


右の図のように
メニューバーがあるところに
何もなく代わりに右はしに
設定用にレンチの
アイコンが表示される。

このアイコンをいじれば
隠しファイル等の表示
も一応できるが、
ここではメニューバーの
再表示の仕方を書いておく。





左の図のほぼ
赤い印のあるくらいの
ところをマウスで
右クリックしてやる。

 すると
”ツールバーの設定”
というウインドーが
あらわれるので
選択してマウス
をクリックする。


 


左の図のほぼ
赤い印のあるくらいの
ところをマウスで
右クリックしてやる。


”ツールバーの設定”
というウインドーが
あらわれるので
選択してマウス
をクリックする。




左のようなウインドー
があらわれる。

左側のボックスの中の
”メニューバーを表示”
という選択肢を選んで
真ん中の矢印をクリック、
右側のボックス
に移動させる。

最後に下の
適用をクリック。






 もとのdolphinの何もなかった
ところに”メニューバーを表示”
という項目が表示されるので
そこをクリックしてやると
メニューバーが表示されるようになる










 最後に残っていた
”メニューバーを表示”を
上の逆の順序にけしてやれば
メニューバーだけが残る。








ターミナルの開き方

たとえば上のようにホームでターミナルを開きたい
場合にはツール(T)をクリックしターミナルを開く
を選択すればホームでターミナルが開ける。

デスクトップで開きたければデスクトップのディレクトリー
をクリックして同様の作業をしてやればいい。


2012年7月25日水曜日

KDE4 ログイン画面、スプラッシュスクリーン変更

 KDEの場合ログインスクリーンやスプラッシュは
かなり簡単に変更できる。

 ただしあくまで、PC linux OS(KDE)での設定事例です。

①スプラッシュスクリーンの変更
デスクトップの設定(systemsettings)→ワークスペースの外観→スプラッシュスクリーンで新しいテーマをインストールする。

テストが行えるのでいきなり変更せず、まずはテストを行なってみる。

いきなり変更してしくじるとグラフィックでのログインができなくなる
ので注意 。
新しいテーマのファイルは/home/user’s name/.kde/share/apps/ksplash/Themes/に作成される。

②ログインスクリーンの変更
デスクトップの設定(systemsettings)→ログインスクリーン→テーマ
で新しいテーマをネットから選んでインストールする。

失敗するとログイン出来なくなるが、PCLOS
の場合だと、テキストモードに切り替わるので、
rootでログインし、
その上で
#init 3
でXウインドーを一度止めその上で
#startx
ルートのグラフィックモードで立ち上がるので、
あとは上に書いたのと同様に

デスクトップの設定(systemsettings)→ワークスペースの外観→スプラッシュスクリーンでもとのテーマに戻してやるともとに戻る。

 ログインスクリーンのテーマはこのOSの場合
/usr/share/apps/kdm/themes/におかれていた。

③ ログイン時のサウンドの変更
alt+f2(もしくは端末よりkrunner)で
krunnerを起動し
kdesu dolphinを入力。
/usr/share/soundsを開いて
あらかじめ自分の使いたい音源を置いておく。
メニュー>システム設定 >アプリケーションとシステムの通知(通知)
>通知の管理を開く

上のような感じになるので、赤線でかこったイベントソース
のところの右の三角のところをクリックし、kdeワークスペース
を開く。
















ログアウトまたはログインを選んで
サウンドを再生のボックスに
/usr/share/sounds/自分の置いた音源ファイル名
のパスをいれてやり、再生ボタンで確認。

④KDEウォレットの回避

これはログイン時に無線LAN接続するときや
ブラウザ特にグーグルクロムを用いた際に毎回
パスワードを聞かれるというやつで安全性の観点から
すると重要だがKDEをつかった事のないユーザーには
そこまでしなくてもと非常に鬱陶しい 仕組みである。

回避方法は結局ウォレットを止めてやることで
KDEの設定>アカウントの詳細>KDEウォレット
を開いて KDEウォレットサブシステムを使う(K)
のチェックをはずしてやればこの質問を聞かれることはなくなる。

⑤ スクリーンセーバーの設定

KDE設定>モニターとディスプレー>ScreenLocker settings
で設定できる。

 



 

 





2012年7月10日火曜日

Sabayon 9 64bit KDEを使ってみる。


Sabayon linux KDE
















Parsixの4.0をLiveDVDの状態で日本語化しようとしてみたところ
いつの間にかGnomeが3.0 へと移行してシステムが変わってしまい、
少なくともインストールせず、LiveDVDの状態での日本語化及び
日本語入力ができなくなっていた。
(ハードにインストールすれば自動的に日本語化される可能性もある。)

まったく困ったことにGnome Desktopは現在、自分が知る限り、
Cinnamon、Unity、Gnome3の3つに分裂、それぞれに
日本語化や日本語入力化の方法が 異なるという
どうしようもない状況になっている。

そこで自分なりにKDEの64ビットで使えそうな
ディストリを眺めてみたところ
まだSabayonのKDEを扱ったことがないので挑戦してみた。

Sabayon linuxはGentoo系のLinuxだが、初心者向けに
工夫がされていて、パッケージの管理システムもGentooと違い、
グラフィックのインストーラーも付いている。

 最初、インストールはUbuntu等で普通にやるように
CDから一度デスクトップを立ち上げた上で行おうとしたところ
 パーティションを切る際、どういうわけかうまく行かず、
仕方ないので一度再起動後、起動画面の
グラフィックインストールを用いたところうまくいった。

日本語はインストール時に設定したものが、
そのままインストールされていて
特にいじる必要がなかった。

日本語入力 
日本語入力は初期設定ではIbus−anthyになっている。
最近、本家の GentooでMozcが使えるようになっているので
こちらでも使えないかと試してみたところ簡単に使えた。
















Sabayon9からアプリケーションのインストール方が
少し 変わったようでRigo application browser
という のを用いている。
アップデートなどもここから一括しておこなえて便利なのだが
まだ日本語化がちゃんとされていない。
  
 検索窓にibus-mozc等のインストールしたいアプリケーション
の名前をいれてエンターキーを押すと installするかどうか聞いてくる。














インストールをクリックすると
confirm(実行)もしくはundo(やり直し)
を訊いてくるので、実行の場合はconfirm
をクリックする。



そうすると左のように
artification is required (認証が必要です)
というウインドーが表示されるので、
パスワードを入れてやると
インストールが開始される。






インストールがうまく行くいったら
OK、Thanksをクリックして終了。

非常に便利な仕組みになっているが、
すべてのアプリのアップデートには半日ちかくかかった。
Gentooの血筋のためかubuntuやdebianよりは
ダウンロードに時間がかかるようだ。


追記1)コーデックス等は最初から入っているので
ubuntuやdebianのように別のレポジトリ-を探してインストール
する必要はなかった。

追記2)ibusが自動起動しなかったので 、

自動起動の設定のやり方

メニュー>システム設定>起動と終了>自動起動
を開きプログラム追加をクリック、システム>ibusで
ibus-daemon --ximというコマンドを追加してやった。