2011年3月31日木曜日

linuxでのウイルス対策ソフト(antivirus)

ウインドーズに比べてPC全体の6〜7%の シェア
しかないLinuxでそれほどウイルスを恐れる
必要もないがメールなどを介して他の人に
感染するのを防ぐ意味で、
今更ながらLinux でのantivirusソフトに
ついて書いてみようと思う。
(基本的に料金のかからないものを書いています。)

1)clam系
DebianやUbuntuのレポジトリーに最初
から入っているフリーのアプリケーション。

①clamav 

clam系のベースで端末から操作する(GUIではない。)

http://www12.atwiki.jp/linux2ch/pages/148.html

などに詳しい扱い方が出ている。
基本的に端末打込みなのでとっつきにくい

②clamtk

clamavをGUI化したもので日本語化
もある程度されている。手動で細かく
部分的なvirusチェックに向いているが、
まとめて全体をチェックするとき
が不便に思われる。

(追記1)その後開発が進み日本語化も申し分なくなった。
ホームフォルダーだけでなく、全体チェックやスケジュール設定
もできるようになっているのでこれが今後Guiではメインになるだろう。
UbuntuやDebianだと最初の更新時には端末から
#freshclam
 でウイルスデーターが更新される
Fedora、Pclosは
http://tibiwan8-linux.blogspot.jp/2012/08/pclos-clamtkflashclam.html
を参照(追記1終了)

③klamav

KDEデスクトップ向けのGUI
GNOMEでも使える。
klamのkはKDEのkと思われる。
個人的にはこれがclamの中では
一番使いやすかった。

(追記2)2011/11/1
momongalinuxが日本語のpoファイルを
作ったそうです。
http://svn.momonga-linux.org/svn/pkgs/trunk/pkgs/klamav/
からklamav-ja.poをコピーし
poedit等でファイルをセーブしてmoファイルに
変更後、/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/
等に(場所はディストリによって異なる。)
ファイルを放りこんでやると日本語化されます。
(追記2終了)

(追記3)klamavはkde4では使えないようなので今後
clamtkが主流になると思われる。
なぜかkdeアプリなのにdebian squeezeでは使用できる。
(追記3終了)

④antiviral

最近(2013年)、気づいたものでClamAVの新たなGUIの一つ。
現在PPAから配布されている。主にUbuntu向けのようだ。
clamtkがあるので目立たないが仕組みがきわめて単純で、
clamtkと比べると同時に複数のDirectoryを調べられる
点ですぐれている。


(追記4)clamfsという常駐タイプのものが作られている。
Guiがないようで、設定がややこしそうだが、
こちらの方で詳しく解説されているので参考までに
http://d.hatena.ne.jp/jitsu102/20100320/1269092910
もっとも、サーバーならいざ知らず、
Desktopでの用途ならここまでしなくてもいいかもしれない。
(追記4終了)

2)AVGの個人用Linux向けのantivirus

http://free.avg.com/us-en/download.prd-alf

debパッケージがある。
少し端末をいじってやらないといけなかったように思う。
やり方を忘れているので以下のサイト参照。

http://d.hatena.ne.jp/ino46/20100207/1265484738

ずいぶん前に一度使ったことがある。
その時は日本語化されておらず英語で、
英語のマニュアルを見ながらインストールした
覚えがある。
32ビットのみだったと思う。

3)Avira

http://en.kioskea.net/download/download-110-avira-antivir-personal-free-for-linux-freebsd-openbsd-solaris

32ビット、64ビットともに個人なら無料で使える
Linuxでは珍しい常駐タイプのantivirus
インストールの仕方はファイルを落とした
ディレクトリーの中に端末を開くか、
コマンドでファイル内に移動するかして、
#./ install
でインストールが始まる。
途中で細かいことを
きかれてわずわらわしく、
設定が難しかったので使うのをやめた。
ubuntuのユーザーフォーラムに詳しく
書かれていたように思う。

他のソフトを利用するため、動作が
複雑なせいか常駐時に誤作動
を起こしやすいらしい。

詳しくはこちらを参照。

http://bats.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/avira-antivir-8.html

4)avast
個人利用の場合は無料。わりと手軽に使える。

http://www.avast.com/ja-jp/linux-home-edition

登録が必須条件。完了すると自動でメールが配送されて
登録キーが送られてくるので忘れないようにする。

Windowsと違いLinuxではリアルタイム
の常駐機能はなくGUIの操作も単純で簡単だった。

ほとんど日本語化されていたように思う。
インストールの仕方はルート権限で

#avast

とすると登録キーを聞かれ
ウイルスチェックがはじまる。

半年に一度くらい登録キーの更改がメールで
行われる。
一年くらい放ったらかしにすると登録
を抹消されていたように思う。

5) commodo internet security for linux
個人・商用のどちらでも無料で使えるらしい。
このソフトだけは未だ使ったことはないが
なかなか評判がいいようだ。

Windowsで使える無料のsecurityの中では
評価が高いが、Linux版が出ているのは最近知った。

Linux向けのSecurityはサーバー向けが多く、Guiの
ついていないものが多いがこれはデスクトップでも簡単に
使えるようだ。

常駐機能もあるようだ。
日本語化されていないので英語で使うしかない。
ダウンロード時にDebian、Rpmともにパッケージが選択できるように
なっている。

ただし、ubuntu12.04ではシャットダウン時に問題が生じている。
例によって常駐機能が原因のようだ。

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