2009年4月2日木曜日

PClinuxOSの感想

gnome/kdeの両方のバージョンを使ってみた.
以前はとくに日本語のヴァージョンが
なかったのだが、今はGnome、kdeともに
日本語版が用意されている。live cdの部屋
にも日本語化されたものがあり、多分こちらの方が
使いやすいのではないかと思われる。
インストールは言語の問題を除けば驚くほど簡単
だった。
コンピズフュージョンがデビアン系のそれとちがって
動作が細かく、グラッフィクが恐ろしくきれいだった。
クリック音やログインサウンドもしっかりしており、
かすれたり、使っている途中で音がしなくなるという
こともなかった。
モニターの認識も良好でアナログのモニターでも
、性能の悪いデジタルのモニターでも1024×748
程度の解像度が出せた。

日本語の入力については
何度かやってみたところ
kde版はscimがgnomeのほうはuimがいれやすかった。
(この逆を何度かやってみたが、どうしても入らなかった。)
一応kdeが本来のものでgnome
のほうが新しいらしい。
kde判は#apt-get install task-gnomeでgnome
環境を入れることもできるが、これは
もとから準備されているgnome版とは
中身が少しちがっていた。


nvidiaのドライバーを入れるのも簡単でkdeの方は最初から
必要なものがすべて入っていたので、コントロールセンター
からすぐに入れることができた、gnomeの方はおそらく
CDの容量の関係からか、nvidia-settings等のパッケージが
入っていなかったので、これをsynapticで
installしてドライバーをいれてやればうまくできたように思う。

完成度が極めて高く、グラッフィックも美しい。
ほとんど触る所がないくらいだが。
難をいえば、すこし重たいことで、これは
使っているコンピュータの性能がよくない
せいもあるかもしれない。
おなじコンピュータにparsixを入れていたので
よく比較ができたのだが、
時々すごく動画が重くてつながらなかったり、
1時間くらい使っていると、
きしむような金属音が鳴り出すことが
よくあった。

そのほか、kde版ではそれほど
問題はなかったがgnomeのほうで一部のファイル
が詰め込みすぎのせいか、重くて容易に開かないということがあった。

rpm系のパッケージにもかかわらず、シナプティックマネージャを
使うことができるのだが、
それもデビアン系のものでシナプチックを使った場合
と比較するとかなり遅い。
gnome版では、一応使うことはできたのだが、チェックGメールを使う時
必要のない警告が何度もでるというエラーがあった。
いいOSだと思うがどうも重たいという印象をぬぐいきれなかった。

(追記2012年現在、gnome版は開発停止している。)

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